消波ブロックマニア・沿岸防衛体研究所

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□ 黒部川下流域 水制工コレクション

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黒部川

◆調査日 2011.09.09

◆設置種
3連ブロック 8t
六脚ブロックA型 8t
十字ブロック
三柱ブロック1型 6t
三基ブロックB型 約5.5t
水制工とは水流の向きを変えて堤防を守るための設備。当サイトでもいくつか水制工を紹介しているが、ここ黒部川と常願寺川の水制工はバリエーションが多くマニア視点で見ても非常に面白い。異型ブロックに関しても河川としては大型の6~8t型が使われていて、黒部川の荒れぶりがうかがえる。
黒部川河口からおよそ8kmの区間、右岸と左岸で調査した。

黒部川

黒部川の河川名標識からスタート。右に早速見えているのが水制工。


黒部川

裏はKUROBEGAWA。よく見ると漢字は点でなぞられているのだが、標識自体に厚みがあるので暗くなると光ったりするのだろうか。


丸形ポスト水制。わりと小型で円柱の直径は1m程。
黒部川

黒部川

北陸本線黒部川橋梁と県道2号線下黒部橋。


黒部川

下黒部橋を渡り右岸へ移動中に河口を見る。シーロックB型が見える。


黒部川

黒部川

早速傷だらけのブロック達が見えてきた。3連ブロックと六脚ブロックA型。


黒部川

そしてここ富山は十字ブロックの生まれ故郷。新品の備蓄ブロックを発見。

凶暴そうな鳥。鳶?
黒部川


今日のメイン、珍奇な水制工が見えた。
黒部川

黒部川

この佇まい。

黒部川

その形からピストル水制と呼ばれる。でかい。

黒部川

黒部川

黒部川

近づいていくと神殿の遺跡に入っていくような、不思議な気持ちになった。

黒部川

下のベースが高さ1200mm程、全高3100mm程。

黒部川





黒部川

黒部川

水流と共に流れてきた物を受け止めた痕跡。

黒部川

黒部川


角形ポスト水制
黒部川

黒部川

高い。


黒部川

低いのもあった。


黒部川

削られた3連。


黒部川

もんどり打つ十字。

黒部川

黒部川

角形ポストの周りを三柱1型が固める。

黒部川

黒部川

ガッシリと組み合っている様子がよく判る。

黒部川

すり減った個体でも「三柱池」の中は意外と角がしっかり残っていた。

黒部川


角形ポストの中へ入ってみよう。
黒部川

黒部川

ひっかかった枝のせいか、炭坑や工場にある設備の廃墟にも見える。


黒部川

黒部川

黒部川

黒部川

黒部川

十字に乗っかった六脚A。

宙に浮いた十字。
黒部川

十字ブロックは型枠に底面がないらしく、右の個体のように底面が粗いものが見受けられる。


黒部川

3連の水制工。

黒部川

黒部川

水制工をこの角度から見る機会もめったにない。


黒部川

崩れる+と×。3000mmと大型。

黒部川

黒部川

黒部川

三基ブロックB型。

黒部川

黒部川

石は三基を削り、三基は石を削る。


黒部川

黒部川

折り返し。更に上流には先に見た物よりも巨大なピストル水制や三段になったシリンダー水制があるが、次の調査で実見したい。

黒部川

低いが一辺4000mmと大きな四角。親子水制と呼ばれている物だろうか?

黒部川


意味ありげな出っ張り。角が丸く周囲の箱型とも馴染んでいない。
黒部川

黒部川

黒部川

黒部川

ここまで来て陽が出てきた。

黒部川

黒部川

黒部川

黒部川

黒部川

3連変形型? 鉄筋の見え方から、恐らく脚がもげてしまった標準型だろう。


黒部川

中洲の十字。丸くなり始めているが、右岸にある物と窄まり方が違うのが判る。


黒部川

三基B、斜め十字、3連、十字の並びが興味深い。

黒部川

黒部川

左岸へ戻り川を下る。

下流に向かって堤防を歩いていると左側に堤防が現れ、歩いていた堤防が切れてしまった。
黒部川

右岸でも左岸でも何度も出てきたので調べてみたら霞堤という構造で、河川氾濫時に溢れた水が戻りやすくするといった役目をする。武田信玄が考案したとか。


黒部川

突如現れた各種コンクリート水制の祖先、川倉。
これも武田信玄氏がからんでいるとか。

黒部川

木材を三角錐に組み上げ水制の役割をするもの。大きさや構造、地域によって菱牛(ひしうし)、笈牛(おいうし)、聖牛(せいぎゅう・ひじりうし)など様々な呼び方がある。

黒部川

黒部川

竹蛇篭には石を詰め重しにする。

黒部川

今でも各地の河川で使われており、河川域の水防訓練では組み立て訓練が行われている。
構造をシンプルに、コンクリート製にした牛枠もある。

黒部川

一番多く見られる角形ポスト水制だが、それぞれ密度や高さが異なっていて飽きない。

黒部川

秘密基地的な雰囲気がたまらん。

黒部川

黒部川

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霞堤の切れ目に鎮座する3連。後ろの工場はYKK黒部工場。

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この3連をGoogleストリートビューで見ると1基増えている模様。
では、ここから生地駅へ。
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プロフィール

岸防研

Author:岸防研
□本拠地:東京

1974年 電人ザボーガーで転がるテトラポッドに衝撃。生涯で初めて意識した消波ブロックは特撮だった。

1993年 北海道旅行巨大な消波ブロックに胸騒ぎ。ビデオや銀塩写真で撮ってみる。

1999年12月 インターネット導入。消波ブロックの情報収集開始、初めての検索は「テトラポッド」

2004年8月 コンデジで関東近辺のブロックを撮り始めるが、ブロックをどう撮っていいものかわからない。

2006年8月 消波ブロックマニアサイト開設にむけてデジタル一眼で撮影開始、調査を日本全国に拡大。

2009年4月 沿岸防衛体研究所開設

2015年9月 静岡朝日テレビ「ピエール瀧のしょんないTV・消波ブロック散策ツアー」案内役



技研興業株式会社様ウェブサイトにて、六脚ブロックA型の画像を採用頂きました。