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□常願寺川下流域 水難一分坂

常願寺川
2016.08.10

宿から富山湾を横に観て本日の調査場所へ向かう。
常願寺川

常願寺川

今現在当たり前になっている河川のコンクリート護岸はここ富山県常願寺川が発祥らしい。
その時に誕生したのが根固め用ブロック「十字ブロック」だ。

常願寺川

十字の形状に行き着くまでにはいくつかの試作モデルで検討されたが、60年以上前に作られた異型ブロックを見ることが出来るという。

今調査のメインとも言えよう。

常願寺川河口
常願寺川

ここから18km上流の扇状地扇頂部を目指す。
常願寺川

国道415号の常願寺大橋。ここから左岸の天端道路を走っていくが未舗装。
常願寺川

常願寺川

元京阪電車が常願寺川を渡る。
常願寺川

でかいコンクリートの塊を発見
常願寺川

相当な年期を感じられる
常願寺川


備蓄か、六脚ブロックA型
常願寺川

五脚ブロック登場!
常願寺川

常願寺川モデルは広い河川敷なのでベタ置き省スペースという利点をあえて無視。
常願寺川

吊り筋の出方も面白い。
常願寺川

常願寺川

常願寺川

五脚前のフラットなコンクリート面に浮かぶ怪しい影…
常願寺川

これこそ十字ブロックの基になったY型ブロック!
埋められてしまっているが心配ない。
常願寺川

後で全貌を観られる。

常願寺川

常願寺川

備蓄十字ブロックの前に埋められた十字。
常願寺川

常願寺川

裏返しの十字。裏返った平型ブロックは新型を勘違いしてしまいそうになるので注意だ。
常願寺川

対岸に見つけた楽しそうな水制工。
常願寺川

こちらはシリンダータイプ
常願寺川

常願寺川

雲が多いも日差しは強い。十字に座って休憩。
常願寺川

常願寺川

県道3号の傍らに水制工。
常願寺川

変形五角形で鋭角方向が上流を向いている。
常願寺川

常願寺川で多く見られる形状。
常願寺川

美しい六角柱の水制工。
常願寺川

型枠に使った木材の痕跡が見られる。
常願寺川


この常願寺川、日本一急な河川と言われている。
昔から周辺の人々はその暴れぶりに悩まされてきたそうだが、どんな対策がとられたのだろうか。

常願寺川

◆済民堤の由来
 常願寺川は、昔からいくたびもの災害をくり返してきました。戦国時代には大水が出ると馬瀬口(まぜぐち)付近から川の水があふれ、富山城下を水びたしにしていました。そのため当時の富山城主であった佐々成政は、この辺りに堤防を築き富山城下を災害から守りました。この堤防は佐々成政を偲んで「佐々堤」と呼ばれていましたが、安政5年(1858年)の大地震で発生した土石流により、埋まってしまいました。その後改めて築かれた石積みの堤防を土地の人々が常願寺川の治水に尽力した先人達を偲び、民を助ける堤防として「済民堤」と名付けたと伝えられています。

◆佐々成政ってどんな人?
 1580年、佐々成政は織田信長により神保長住の助成を命じられ、越中(現在の富山県)に入国しました。その2年後に神保長住に変わって越中一国を支配しましたが、同年6月に本能寺の変の後、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)と対立し、1585年にはその軍門に下り越中を去ります。このような戦国時代の動乱期にもかかわらず、佐々堤を築造したということから、佐々成政は越中にいた4年間、民政にも重点を置いていたとうかがい知ることができます。
 なお、ここより2km上流の常西合口用水川底に、佐々堤の一部をのぞくことができます。



常願寺川


佐々堤と殿様林

◆常願寺川の歴史は洪水とのたたかい
「水を治むる者国を治む」といわれるように、治水事業は土地や建物を洪水被害から守り、川の水の利用を図り、また、川の持つ機能を維持し、私たちの生活やくらしに重要な役割を果たしてきました。とりわけ常願寺川は日本一急な川で、昔からあばれ川として人々を苦しめてきました。その歴史は飛鳥時代(西暦600年頃)まで記録として遡ることが出来ます。そして、この地には、先人たちの水との果てしないたたかいの歴史があり、戦国時代、江戸時代の英知が残されています。

◆佐々堤
戦国の武将、佐々成政が越中へ入国したとき、常願寺川が氾濫し、富山城下は見るも無残な状況でした。これを見た成政は自ら住民をさしずし、築き上げたことから佐々堤と呼ばれるようになりました。構造は玉石をぎっしりと敷きつめが堅固な石堤で、その底には成政の名を刻んだ石を沈め、安全を願ったをされています。その工法は今も羽取りに使われています。現在この佐々堤は、その後の洪水により常願寺川の川底が高くなったため、ここ常西用水の川底にその天端の一部を見ることができます。


◆殿様林
藩主、前田利興公が明和6年(西暦1769年)殿様自ら陣頭指揮でつくったため、この名があり、水防林として丹波(兵庫県)より松苗を取りよせ約6haの土地へ植栽したものです。しかしその後大部分が流出しましたが、現在でも常西用水沿いに二百年以上も洪水に耐えた松林約900m。200本が残っています。



先人の対策もその後の被害で形をとどめていないという…(´Д`)
現在の堤防や水制工は消えることがないと信じている。


後半になってペダルが重くなかなか前に進まない。向かい風でもないし、連日漕いでいるせいか?
目的地はもう目の前だ。
常願寺川

着いた。
常願寺川

上滝公園。
常願寺川で使われてる数々の異型ブロックが集う素敵な公園である。
常願寺川

最初はY型ブロック、十字ブロックの試作型と言えよう。
埋まっていないと意外とでかい。
常願寺川
コンクリートブロックによる護岸は常願寺川から始まった。

常願寺川

木製型枠から生まれたことが判る。型枠を大工に依頼せねば成らず効率が悪かったという。

常願寺川

H型ブロック。これも十字ブロックの試作型。
これを根固めブロックとして敷きつめて使っていた。
鋼製型枠に変わっていると思われ、どんな型枠だったのだろうか。
常願寺川

常願寺川

H型から十数年後1967年に登場したコーケンブロック。
ここに展示されている中では一番新しい形式。
常願寺川

1960年登場の中空三角ブロック。六脚ブロックに次いで登場した消波用途異型ブロック。
置いてあるのは孔の隅に角がある初期型。
常願寺川

常願寺川

Y型、H型の成果、十字ブロックも様々なタイプが置かれている。
常願寺川

常願寺川

常願寺川

常願寺川タイプ水制工もある。
常願寺川

Y型と同じく型枠の痕跡がある水制工。
常願寺川

楽しい〜!!
常願寺川

常願寺川

常願寺川

様々な形のブロックがあるだけで癒される。
常願寺川

でも行かなければならない。
常願寺川

補給で買ったすいかオレがめちゃくちゃ旨かった。
常願寺川

常願寺川
毎回クソ暑い中ブロックを撮っていると本当にそう思う。


富山市街、富山湾を臨む。
平地では18kmも来たら河口は見ることは出来ない。それだけ急勾配だったということだ。
標高170mなので平均1%、黒部川は13kmで130mで変わらないが、黒部川はほぼ一定の角度、常願寺川は北陸自動車道を過ぎた辺りから急激に上がっていることが判った。
常願寺川

帰りは県道174号をあっというまに下って富山駅まで。
往路90分、復路40分。往復で常願寺川の勾配を体感した。


富山駅は新幹線の工事が行われる前から進捗を見守ってきたがこんなに変わった。
常願寺川

常願寺川

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プロフィール

岸防研

Author:岸防研
□本拠地:東京

1974年 電人ザボーガーで転がるテトラポッドに衝撃。生涯で初めて意識した消波ブロックは特撮だった。

1993年 北海道旅行巨大な消波ブロックに胸騒ぎ。ビデオや銀塩写真で撮ってみる。

1999年12月 インターネット導入。消波ブロックの情報収集開始、初めての検索は「テトラポッド」

2004年8月 コンデジで関東近辺のブロックを撮り始めるが、ブロックをどう撮っていいものかわからない。

2006年8月 消波ブロックマニアサイト開設にむけてデジタル一眼で撮影開始、調査を日本全国に拡大。

2009年4月 沿岸防衛体研究所開設

2015年9月 静岡朝日テレビ「ピエール瀧のしょんないTV・消波ブロック散策ツアー」案内役



技研興業株式会社様ウェブサイトにて、六脚ブロックA型の画像を採用頂きました。

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